水道修理ブログ

2021年10月5日
トイレを詰まらせてしまってあふれそうな時の対処法

トイレを詰まらせてしまってあふれそうな時の対処法 (1)

突然トイレを詰まらせてしまい、水があふれてしまった経験がある方は少なくないと思います。

「あれ?」と思って水を流し続けてしまっては、水があふれる事になってしまいます。

水があふれてきたらパニックに陥ってしまい、どうしていいかわからなくなってしまうかもしれません。

また、ご自宅にトイレが1つしかない場合は、直るのを待っているわけにもいきません。

 

今回は、そんなトイレを詰まらせてしまった場合の対処方法についてご紹介します。

 

トイレを詰まらせてしまってあふれそうな時の対処法 (3)

 

【トイレが詰まる原因】

トイレが詰まってしまう原因は様々です。

原因を知っておけば、詰まらせてしまうリスクを下げる事ができるので、事前に知っておきましょう。

なお、ここでご紹介する原因はよくある原因の一部です。

 

①水に溶けにくいものを流した

トイレは排泄物やトイレットペーパーを水に溶かす事で下水道へ流れ、洗浄する事ができます。

その為、水に溶けにくいものを流してしまうと詰まりの原因になる事は容易に想像できると思います。

では具体的にどういったものかというと、大量のトイレットペーパーやトイレクリーナーが挙げられます。

例え水に溶けやすいものであっても、量が多ければ詰まってしまいます。

 

もちろん、水に溶けないものも流してはいけません。

よく詰まる原因になるのはオムツやナプキン、ペットシーツです。

 

他にも、ハンカチやスマホをポケットに入れておいて落ちてしまったというケースもあります。

トイレに入る時は滑って落ちやすいものにはご注意ください。

トイレには排泄物、トイレットペーパー、水に溶けるティッシュやトイレシート以外のものは流さないようにしましょう。

 

トイレを詰まらせてしまってあふれそうな時の対処法 (2)

 

②水流が弱い

水流の圧力が足りない場合も詰まりの原因になります。

トイレを流す際はレバーを回すと一定の圧力の水が流れ、洗浄をする事ができます。

圧力が足りなければ排泄物が配管に溜まってしまい、詰まりを引き起こします。

水流が弱くなる原因としては、タンク内の部品の故障が考えられますので、修理が必要です。

 

また、止水栓がしっかりと開いていない場合も水流が弱くなります。

水流が弱いと思ったら止水栓がきちんと開いているかを確認しましょう。

 

③大便を小洗浄で流す

水道代の節約になると思い、大便を小洗浄で流すと詰まりの原因となる事があります。

小洗浄、大洗浄は流す種類によって水流が設計されています。

小洗浄で大便や沢山のトイレットペーパーを流すと水流が足りずに詰まってしまうのです。

洗浄レバーが1つしか無い場合は、どちらでも問題ないように設計されていますが、小洗浄と大洗浄に分かれている場合は、きちんと使い分けるようにしましょう。

 

 

【自分でできる対処法】

あまりトイレを自分で触るのは気が引けるかもしれませんが、ラバーカップはそれほど抵抗が無い方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ラバーカップは「スッポン」とも呼ばれています。

誤って固形物を落としてしまった場合は、衛生的に手で取るよりもラバーカップを使いましょう。

大きな吸引力で詰まりの原因を取り除く事ができます。

 

ラバーカップを使用する時の注意事項

ラバーカップには和式用と洋式用があります。

洋式用に和式用を使おうとしても筒が無いので、洋式トイレの小さな排水口にラバーカップが入りません。

ラバーカップはカッブ内を真空にして強く引っ張る事で詰まりの原因を取り出す事ができます。

 

また、スマホを落とした時は特に焦ってしまうものですが、慌ててラバーカップを入れると二次被害を引き起こす事があります。

一旦落ち着いて、止水栓を止めましょう。

止水栓を開けたまま詰まりを取ろうとすると水漏れを起こしてしまう可能性があります。

2階以上にトイレがある場合は下の階まで水が漏れる事がありますので、壁や床に取り付けられている止水栓を止めましょう。

 

また、床にビニールシートを引く事も大切です。

ラバーカップは吸引時に水跳ねをする場合があります。

更に水漏れを起こす可能性もありますので、予めビニールシートを敷いておくと床が汚水で汚れてしまうのを防ぐ事ができます。

 

 

【水道修理業者に依頼する必要があるケース】

 

トイレを詰まらせてしまってあふれそうな時の対処法 (1)

 

どうしても詰まりが解消できない場合は、無理せず業者に依頼しましょう。

何度も水を流せば逆流して水があふれてしまうこともありますし、強い薬剤を使用しても、万が一皮膚や目に付いてしまえば大変な事態です。

多少なりとも費用はかかりますが、以下の内容に該当する場合は業者に相談してみましょう。

 

【自分で詰まりが直せなかった場合】

衛生的に嫌だ、二次被害が心配という場合は費用がかかっても業者に依頼するのも1つの手です。

また、ラバーカップでの解消方法をご紹介しましたが、解決しない場合はトイレの故障や排水管が詰まっている可能性があります。

自分でどうにかしようとしてはトイレが故障してしまう可能性があります。

 

【放置しても治らない場合】

詰まりを放置するとトイレの故障の原因や逆流する恐れがあるので、基本的に放置は厳禁です。

ただし、トイレットペーパーや水に流せるティッシュやトイレシートの場合は放置する事で解決できる場合もあります。

1日経っても解消されない場合は、それ以上放置すると危険なので業者に相談しましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

トイレの詰まりは誰にでも起こり得るトラブルです。

詰まってしまった場合は焦らずに冷静に対処し、二次被害を起こさないようご注意ください。

 

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