キッチンの排水口で・・
「最近流れが悪い」
「流れる時にボコボコ音がする」
このようなことは起きていませんか?
それは「油による排水管詰まり」が原因かもしれません。
天ぷらを作った際に使った油や、食品から出る油をそのまま排水口に流し続けていると、徐々に排水管の中にギトギトした油が蓄積していきます。
そして、排水管を塞ぎ、最悪の場合全く排水が流れない状態になることも・・。
キッチンを使うことができなくなるので、とても不便になってしまうでしょう。
そこで今回は「油を流してしまうことで起きる排水管詰まり」の対処・予防法について解説していきます!
この記事を読んで、今日から実践してみてくださいね♪
目次
油による排水管詰まりへの対処法3選!
油による排水管詰まりへの対処法は様々ありますが、今回は比較的手軽にできる方法を3つご紹介していきます。
①お湯をためて一気に流す ②重曹とクエン酸を使う ③パイプクリーナーを使う |
自宅に今あるもので対応できる場合もあるので「最近流れが悪い」と感じるのなら、試してみてください♪
油による排水管詰まりへの対処法①お湯をためて一気に流す
キッチンのシンクにお湯をためて、一気に流すことで油による排水管詰まりを解消できる可能性があります。
お湯は油を溶かす性質があるため、一気に流す「水圧」と溶かす「性質」が最強タッグを結成することで詰まりを解消できるという仕組みです。
用意するものは、シンクの排水口を一時的に塞ぐための「いらないタオル」のみ。
排水口を塞ぐフタがある場合は、そちらを利用してください。
この時「熱湯を使うのはNG」です。
熱湯を一気に流してしまうと、排水管が傷んでしまう恐れがあるため、60度程度のお湯を使うようにしましょう。
油による排水管詰まりへの対処法②重曹とクエン酸を使う
排水管に重曹を振りかけた後、クエン酸をかけることで発生する泡で排水管の詰まりを解消できる可能性があります。
「キッチンだから薬品を使いたくない」という人にも使用できる自然由来のものなので、安心して作業ができますよ♪
下記の手順で進めていきましょう。
①重曹:クエン酸=2:1の量を用意する ②排水口受け等を取り外して排水管に直接届くように準備 ③重曹をふりかける ④重曹の上にクエン酸をふりかける ⑤お湯をかける(熱湯はNG) ⑥15〜30分程度放置する ⑦お湯で洗い流す(熱湯はNG) |
強固な油汚れには対処できませんが、少しボコボコしている程度の詰まりであれば解消が見込めます。
状態に応じて放置時間を調整してみてください。
油による排水管詰まりへの対処法③パイプクリーナーを使う
お湯や重曹を使った対処法は、すぐに自宅でできる作業ではあるものの、比較的軽症な詰まりにしか効果は出ません。
「やってみたけどダメだった」という場合は、パイプクリーナーを使ってみましょう。
この時、お湯でパイプクリーナーを温めてから使うと、より詰まり解消の効果がアップします。
せっかく購入したのですから、確実に効果を出したいですよね。
洗面器やバケツに60度程のお湯を用意して、温めてから排水管に向けてパイプクリーナーを垂らしてみてください。
その後、商品の特性に応じた放置時間を経て、パイプクリーナーを洗い流していきます。
「放置すればするほど効果が出る」と、長時間放置するのは排水管が傷んでしまうのでNGです。
商品に記載されている放置時間内を守ることが大切です!
油による排水管詰まりを予防する3つのポイント!
キッチンの排水管が詰まってしまう原因で、1番多いのが「油」です。
そのため、油を排水管に流さないようにすることが、詰まりを予防する方法として有効になります。
①油を拭き取ってから食器を洗う ②食べ残しは袋に入れて処理する ③定期的に排水口・排水管を掃除する |
すぐにパパッとできるものばかりです。
できることから始めましょう。
油による排水管詰まり予防法①油を拭き取ってから食器を洗う
油を拭き取ってから、食器を洗いましょう。
「天ぷらを作った時の油は、流さずちゃんと処理してるから完璧なはず!」と思っている人は多いかもしれません。
しかし、油はその油だけではないのです。
・肉や魚を焼いた時に出る油 ・野菜炒めをした際に使った油 ・マヨネーズ等の加工品の油 |
これらの油を流してしまっていれば、排水管は詰まってしまいます。
マヨネーズがついた食器をそのまま洗っていませんか?
大きな固形の食材であれば、三角コーナーや袋に入れて処理するという意識がしやすいですが、マヨネーズや野菜炒めをした際に使った油は認知されにくいものです。
食器についているベタベタした汚れは一生懸命洗い流そうとしますが、その流された先で起きることはあまり考えられていません。
「このベタベタが排水詰まりになるんだな・・」ということを頭に入れ、油の拭き取りを習慣にしていきましょう。
油による排水管詰まり予防法②食べ残しは袋に入れて処理する
食べ残しはできれば袋に入れて処理する方がよいでしょう。
三角コーナーに入れると、食材は流れていきませんが、水切り袋の穴から油が漏れ出して流れてしまいます。
料理で使われている油や食材から出る油は液体です。
網目の袋であれば、スルスルと排水管に到達してしまいます。
できれば使った食材や食べ残しは三角コーナーではなく、袋に入れて処理するようにしましょう。
袋の中にキッチンペーパー等を入れておけば、袋の中の水気が吸収されて、袋から漏れるリスクを減らすことができますよ♪
油による排水管詰まり予防法③定期的に排水口・排水管を掃除する
油を拭き取ったり、流さないように心がけていても、排水管に汚れは蓄積していきます。
定期的に排水口・排水管の掃除を行い、綺麗な状態を保ちましょう。
排水口・排水管を綺麗な状態にしておくことで「細菌」や「虫」の繁殖を抑えることもでき、とても衛生的です。
・届く範囲はブラシで掃除 ・お湯をためて一気に流す ・重曹とクエン酸を使う |
これらの方法であれば、キッチンを使い終わった後にパパッとできます。
自分が続けやすい方法を見つけて、油による排水管詰まりを予防しましょう。
油を流すとお風呂20杯分の水が必要!?
油をキッチンから流すことで「排水管が詰まってしまう」というトラブルが発生しますが、トラブルが起きているのは排水管だけではありません。
環境省の生活排水読本のデータを見ると、天ぷら油を排水に流すことで、水が汚れ、魚が住める水質に戻すにはバスタブ300lが20杯分必要であることがわかります。
水がこれだけ汚れる(BODg) |
魚が住める水質(BODが5mg/l以下)にするには、バスタブ300l何杯分必要? |
|
天ぷら油(20ml) |
30 |
20 |
マヨネーズ大さじ1杯(15ml) |
20 |
13 |
台所用洗剤1回分(4.5ml) |
1 |
0.67 |
参照)環境省 生活排水読本
http://www.env.go.jp/water/seikatsu/pdf/03.pdf
「このくらいならいっか!」と流してしまった油が、排水管を詰まらせてしまうだけではなく、20日間分のお風呂の水が必要になるほど水を汚してしまうのです。
これから大きくなっていく子供が大人になった時、新鮮な魚が食べられない世界になっていたら嫌ですよね・・。
今当たり前に食べられている美味しいお刺身や焼き魚を、いつまでも食べられるように、自分ができることから、環境への配慮を始めてみましょう。
流してしまった油が原因の排水詰まりは弊社で対応します!
今回はキッチンの排水口に流してしまいがちな油について解説してきました。
ご家庭ですぐにできる詰まりへの対処法は下記の3つです。
①お湯をためて一気に流す ②重曹とクエン酸を使う ③パイプクリーナーを使う |
しかし、これら全てを行ってみても解消できない詰まりもあるでしょう。
「全ての対処法はやり尽くしたのに、詰まりが解消されない!」という時は、弊社にご相談ください。
皆さんからのご連絡お待ちしております。
-Ku-